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しかし一方で、多種多様な時代のニーズを探し出すことに終わりはありませんでした。

先に書いたように、石油ショック以降、日本では、企業はいちようにコストダウンを第一とする倹約ムードで商品を開発していきますが、めまぐるしく変わる消費者のニーズに新商品のラッシュの様相を深めていくのです。どの企業も模索を繰り返しながら、消費者のニーズをつかもうと必死だったといえるかもしれません。

牛乳石鹸でも、1970年代後半から1980年代にかけて発売された新商品の数々は、多様化、細分化の時代に対応した商品でした。商品のアイテムが一挙に拡大し、様々なニーズの掘り起こしを行った時代でした。