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石けんのできるまで

化粧石けんには、ニートソープを乾燥させ得られる「石ケン素地」に機械を用い、香料や保湿成分などを均一に混ぜてつくる機械練り石けんと、ニートソープに香料や保湿成分を混ぜ枠に入れ固め、更に乾燥させてつくる枠練り石けんがあります。

では、機械練りと枠練りについて説明しましょう。

a.機械練り
(1)ニートソープを真空乾燥機で乾燥させて水分を調整して「石ケン素地」を作ります。
(2)「石ケン素地」に香料や保湿成分などを配合し、混合機(ミキサー)で均一にします。
(3)均一にした後、押出し混練機で棒状に押し出し、型打機で型打ちして一定の大きさの石けんをつくります。そののち包装します。

当社の石けんは、主にこの機械練りで製造しています。
機械練りで作った石けんは、水によく溶け、泡立ちが良い石けんになりますが、やや溶けくずれしやすい性質があります。

b.枠練り
高温のニートソープに香料や保湿剤などを配合し、攪拌して均一にした後、枠(型)に流し込んで冷却固化させます。
固まった石けんを枠から取り出して一定の大きさに切断し、乾燥させて水分の調整をした後、型打機でスタンピング(型打ち)して包装します。

枠練りで作った石けんは、主に透明石鹸に使用される製法です。機械練り石鹸と比べて水に溶けにくく、泡立ちがやや劣りますが、溶けくずれしにくい性質を持っています。

機械練りと枠練り